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​◇精神保健福祉士とは

 精神保健福祉士とは別名PSWと言います。ソーシャルワーカーという言葉を聞いたことがある方もおられると思います。ソーシャルワーカーというのは社会で生きていく上で様々なものを活用するお手伝いをする仕事です。クライアントに合った社会資源(居住地域で活用できる様々な施設、公共機関などを指します)を助言・提案します。精神保健福祉士はそのソーシャルワーカーの中で精神障がい者、精神薄弱者に特化した支援の為の国家資格です。

 主に医療機関で就業し入院患者や通院患者の支援をします。

 精神疾患とそれに準ずる症状は増え続け、それまでやる気などの問題だと思われていたものも精神性の症状として認知されるようになりました。”うつ””パニック障害”をはじめ”パーソナリティ障害”など、これまで「本人にやる気がない」などと不条理に責められていた症状が精神疾患だとして認知されつつあります。ある種類の症状なら誰にでも発症する可能性があるのです。昨年からストレスチェックが義務付けられたのは就業環境によって誰にでも発症する可能性があるからに他なりません。これらの症状は「障害年金」が受給できるほどでもないのに就労をすることが難しいというギリギリの状態であることが多く、また、症状の改善の可能性もあることから、この治療する間の事業者の理解やこういった症状にならないような職場環境の整備が求められています。ただ、正しい知識と双方の立場を考慮しないと労使間の溝は埋まりません

 完全に入院が必要な患者はもちろんのこと、通院患者に働く喜びと賃金での暮らしを確立させようと就労支援にも精神保健福祉士は取り組んでいます。もちろん、障がいは精神疾患だけではなく、身体、知的と様々な苦労を背負いながら社会で生きていこうとしている方々を支援するために、ソーシャルワーカー(精神保健福祉士、社会福祉士など)は全国各地で活動しています。  

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